当院の糖尿病内科/内分泌代謝内科
糖尿病内科/内分泌代謝内科では、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、高尿酸血症、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を含む「代謝疾患」と、甲状腺機能異常、下垂体機能障害、副腎・骨代謝関連疾患などの「内分泌疾患」を診療しています。
糖尿病内科/内分泌代謝内科で扱う病気の多くは、他の病気でも見られる体重減少など、特徴的な症状がないことが多く、専門的な知識がないと適切な診断や治療が難しいものもあります。当院では糖尿病/内分泌代謝内科専門医が在籍しており、適切な診断・治療に繋げていきます。ぜひお気軽にご相談ください。
※内分泌代謝内科の専門外来は、2025年4月より開始を予定しています。
ホルモンについて
糖尿病内科/内分泌代謝内科では、主にホルモンを分泌する器官の病気や、ホルモンの異常作用によって生じる病気を治療しています。体内のホルモンは、それぞれ特定の場所で分泌され、決まった場所で作用します。ホルモンは体の正常な機能を維持するために必要不可欠であり、ホルモンの過剰や不足は様々な症状をもたらす原因となります。以下に、代表的なホルモンの分泌場所(器官)、ホルモンの名称、主な作用についてご説明します。
ホルモン名 | 分泌される臓器 | 主な作用 |
---|---|---|
インスリン、グルカゴン | 膵臓 | 血糖の調整 |
甲状腺ホルモン | 甲状腺 | 新陳代謝 |
副甲状腺ホルモン | 副甲状腺 | 骨生成 |
カテコラミン、アルドステロン | 副腎 | 血圧 |
このような症状・病気がありましたらご相談ください
- 疲労傾向(疲れやすくなった)
- 乾燥肌
- 体のむくみ
- 首の腫れ
- 暑さに敏感になった
- 寒さに敏感になった
- 動悸
- 息切れ
- 気分の苛立ち
- 喉の渇き
- 手指の震え
- 便秘
- 下痢
など
糖尿病内科/内分泌代謝内科で診る主な病気
糖尿病
糖尿病は、血液中の糖分(ブドウ糖)が多すぎる状態です。糖尿病では細胞がブドウ糖をうまく取り込めなくなり、血液中のブドウ糖が過剰になります。血糖値が高い状態が続くと、動脈硬化が進行し、全身に深刻な合併症を引き起こします。
日本における糖尿病患者数は年々増加しています。合併症を予防し、質の高い生活を続けるためには、血糖値のコントロールと適切な糖尿病治療が大切です。
甲状腺の病気
甲状腺は喉仏のすぐ下に位置する、蝶が羽を広げたような形をした器官です。
体全体の新陳代謝、特に体の成長・発達に深く関わっています。
主な甲状腺の病気
- 甲状腺機能亢進症: バセドウ病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎など
- 甲状腺機能低下症:橋本病(慢性甲状腺炎)など
- 甲状腺腫瘤:甲状腺のう胞(良性)、甲状腺がん(悪性)など
副甲状腺疾患
4つの副甲状腺が、甲状腺に付着する形で存在しています。
副甲状腺の病気は、主にカルシウム代謝に関係しています。
主な副甲状腺の病気
- 副甲状腺機能亢進症:カルシウム値が高くなります
- 副甲状腺機能低下症:カルシウム低が低くなります
下垂体の病気
下垂体の病気は、脳のホルモン産生器官である下垂体の異常によって起こります。
下垂体が関連しているホルモンは多岐にわたり、様々な症状や病気を引き起こします。
主な下垂体の病気
- 下垂体機能低下症
- クッシング病
- 先端巨大症
- プロラクチノーマ
- 尿崩症
副腎の病気
副腎は、左右の腎臓に1つずつ付いている器官です。
副腎の病気は、副腎におけるホルモン分泌の異常によって引き起こされます。
主な副腎の病気
- 原発性アルドステロン症:血圧が高くなります。
- クッシング症候群:体重の増加、高血糖などが起こります。
- 褐色細胞腫:頭痛、高血圧、発汗過多、動悸などが見られます。
糖尿病/内分泌代謝内科の受診をお考えの方へ
当院では、糖尿病や内分泌疾患の専門医が検査および治療を行っています。(2025年4月以降に専門医外来を実施予定です)
「何となく調子が悪いが、何科を受診すれば良いのかわからない」「体調不良が続いているが、精神的な問題だと言われた」「疲れやすくなった」「血糖値が高い」などでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。患者様の立場に立った、懇切丁寧かつ的確な医療をご提供します。
また、1型糖尿病、2型糖尿病の患者様のインスリン注射の導入、管理にも対応しております。24時間持続血糖モニタリングのリブレも導入しておりますので、他院からの引き継ぎご希望の患者様もお気軽にご相談ください。